上毛町の西塔ですが、

福岡県の山奥で、地域おこし協力隊や移住、地域ビジネス、人材育成に関する企画、講師、コンサルティングをしています。

【ニッチすぎる!?地域おこし協力隊、人材募集の忘備録】

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新年度になり、地域おこし協力隊の人材募集の相談が増えてきました。一般的な自治体の募集スタンスは2通りです。

①「職員が自力で地域おこし協力隊活用の企画を作り(起案して)、募集原稿を書き、自治体HPとJOINで募集。あとは、合同募集イベントに行く」
②「職員だけでは人材が集まりそうにないので、予算をとって、(大手)媒体や民間会社にまるっと委託。」

どっちがいいでしょうか?

前者は、担当職員の熱意が伝わってくることも多いです。でも企画の組み立てや磨き方、見せ方、情報拡散に難がありそうです。初めての業務ですからある程度は仕方ありません。後者は、一見、行政の不得意の見極めができていて良さそうですが、丸投げとまでは言わなくても、職員の手を離れてしまったの企画には、魂は宿りにくいというのが、正直な感想です。

自治体職員さん向けの研修でもよくお話しするのですが、肝は、”企画そのもの”です。募集業務というと、Howの部分ばかり議論され、どんなメディアに載せ、どうカッコよく魅せるかを考えがちで、よく「〇〇に委託を出して、〇〇に掲載すれば、間違いないですよね?」という聞かれ方をされます。
でも、応募者が本当に見ているのは、WhatとWhyの部分です。具体的にどんな仕事で、誰と、何を、いつまでに、どうするのか。そして、その動機付けは適切か。当然、ふさわしい待遇なのかも見られます。

その全体が、「地域おこし協力隊の企画」であり、そこが練られて初めて、見せ方や情報拡散の適切な方法が決まります。
見せ方や情報拡散は民間のプロが得意ですが、WhatとWhyを考えることは当人にしかできません(逆に、言葉化するのは当人には難しいこともあります)

そう、企画なんです。
この段階が、たいていの場合は、甘いと思います。考えがつめきれていない。職員だけで考えても、外部コンサルやメディアだけで考えても構造的に困難があります。

僕が提案させてもらっているのは、募集前の『2人3脚での企画づくり』です。
「まるっと投げたい」という行政に十分にご理解と時間をいただいて上で、担当職員と僕で、じっくりと企画を考えてます。たっぷりと聴き、たっぷりと吐き出し、WhatとWhyだけで3日くらい。よそのやり方をインプットするのではなく、今あるものの中から掘り起こしていく作業です。仮説、ペルソナから労働条件の見直し、ードマップ、その上で募集戦略を練ります。

「でも、それは何業務になるんですか?どう委託を出せばいいのかわからないから、難しいと思います」
「では、そこから一緒に考えましょう」

というのが、ほぼ毎回、僕の仕事では起きます。
職員にとっても、住民にとっても、協力隊にとっても、少しでも良い仕事をしたいといつも悩んでいます。

そうそう、本当はそんな協力隊のためのセミナーの宣伝で、書き出したはずなのに、タイムアウトでしたw
【西塔企画】5/23地域おこし協力隊 超実践セミナー(基本編/仕事づくり編)
https://www.facebook.com/events/1862065144042044/